FXの取引時間は、平日のほぼ24時間(月曜日の朝から土曜日の早朝まで)です。当記事では、FXが24時間取引できる理由、主な市場の流れ、FX会社ごとの取引時間とメンテナンス時間を中心に解説します。あわせて、冬時間の切り替えや土日・年末年始の扱いも整理します。
株式と違い、FXは仕事が終わった夜や早朝にも取引できます。ただし、取引できない時間帯や、スプレッドが広がりやすい時間帯もあります。口座を開いたら、まず自分の使う会社の時間を確認しておきましょう。
FXの取引時間は何時から何時まで?平日はほぼ24時間
月曜日の朝7時ごろから土曜日の早朝まで取引できる
国内のFX会社の多くは、月曜日の午前7時ごろに取引を始め、土曜日の早朝に1週間の取引を終えます。たとえばDMM FXの取引時間は次のとおりです(2026年10月13日時点)。
| 期間 | DMM FXの取引時間 |
|---|---|
| 米国夏時間(3月第2日曜〜11月第1日曜) | 月曜07時00分~土曜05時50分 |
| 米国冬時間(11月第1日曜〜3月第2日曜) | 月曜07時00分~土曜06時50分 |
※2026年10月13日時点・DMM FX公式サイト「取引時間」より。
土曜日の終わりの時刻が夏と冬で1時間ずれるのは、米国の夏時間(サマータイム)に合わせているためです。詳しくは後述の「冬時間」の章で解説します。
24時間取引できる理由は「世界の市場のリレー」
金融先物取引業協会によると、外国為替取引の1日はウェリントン市場に始まり、シドニー、東京、香港・シンガポール、ロンドン、ニューヨークと、朝を迎える地域へ市場が移っていきます。それぞれの国がリレーをするように取引を続けるため、世界のどこかで外国為替取引が行われていることになります。
また、外国為替市場には株式市場のような特定の取引所がありません。世界中の銀行のディーラーが、電話やインターネットでいつでも取引できる仕組みになっています。
出典:金融先物取引業協会「学ぼう!FX #6 取引時間について」
毎日の短いメンテナンス時間は取引できない
「ほぼ24時間」の「ほぼ」にあたるのが、FX会社が毎日行うメンテナンスの時間です。協会も、メンテナンス中は注文を受け付けないこと、その時間帯は会社ごとに異なることを説明しています。DMM FXでも、取引時間外は「注文は約定しません」とされています(指値・逆指値注文の発注は可能)。
FXの主な市場の時間帯(東京・ロンドン・ニューヨーク)
ニュースで聞く「東京市場」「ニューヨーク市場」は、建物のある取引所ではありません。ここでは、主な市場の関係を解説します。市場ごとの時間帯の目安と値動きの特徴はFXの時間帯とはで解説しています。
東京外国為替市場は日本時間9時〜17時に取引が集中する
金融先物取引業協会によると、日本時間の日中(9:00~17:00)に取引が集中する都市を指して「東京外国為替市場」と呼んでいます。実際に取引をしている建物があるわけではありません。
出典:金融先物取引業協会「学ぼう!FX #1 外国為替市場の仕組み」
ロンドン・ニューヨークへと取引の中心が移っていく
同じように、英国で取引が集中する市場は「ロンドン外国為替市場」、米国は「ニューヨーク外国為替市場」と呼ばれます。取引が集中する市場は、時間の経過とともに東京からロンドン、ニューヨークへと移っていきます。
なお、ロンドン市場・ニューヨーク市場が日本時間の何時から何時までかについては、公的機関・業界団体の資料で決まった時刻を確認できませんでした。そのため、当記事では時刻を示していません。
1日の区切りは「ニューヨーク市場の終わり(NYクローズ)」
国内のFX会社は、ニューヨーク市場の終わり(NYクローズ)を1日の区切りにしているところがあります。外為どっとコムは、NYクローズを「日本時間午前7時。ただし、米国東部時間が夏時間の場合は午前6時」と説明しています。ヒロセ通商も、米国時間の17時を日本時間の翌日午前7時(夏時間は午前6時)としています。その日のうちに決済する取引スタイルと営業日の区切りの関係は、FXのデイトレードとはで解説しています。
米国東部の夕方5時が、日本では翌朝の6時か7時にあたる計算です。次の章の表のとおり、各社の1日の取引の終わりも、冬時間では日本時間の早朝6時台〜7時ごろになっています(夏時間はそれぞれ1時間早まります)。
FX会社ごとの取引時間とメンテナンス【2026年10月時点】
取引時間の大枠は似ていますが、毎日の取引停止時間や週末のメンテナンス時間は会社ごとに違います。主な6社を表にまとめました(冬時間の時刻。夏時間は取引の終わりが1時間早まり、毎日の停止時間も多くの会社で1時間早まります)。
| 会社 | 取引時間(冬時間) | 毎日の停止・週末のメンテナンス |
|---|---|---|
| DMM FX | 月曜07:00~土曜06:50 | 曜日ごとの時間は次章の表のとおり/土曜12:00~18:00はシステムメンテナンス(ログイン不可) |
| GMOクリック証券(FXネオ) | 月曜7:00~土曜7:00 | 毎週土曜8:00~9:00はすべてのツールが使えない |
| 松井証券 | 月曜07:00~翌06:55、火〜金07:10~翌06:55 | 火〜土06:55~07:10はデータ一括処理/土曜12:00~18:00はログイン不可 |
| みんなのFX | 月曜AM7:00~土曜AM6:50 | 火〜日AM6:50~AM7:10(月曜AM6:00~AM6:25)/土曜PM0:00~PM6:00はログイン不可 |
| 楽天FX | 月曜7:00~土曜6:55 | 毎取引日6:55~7:10は取引不可/定期メンテナンスは毎週土曜15時~20時 |
| SBI FXTRADE | 月曜7:00~土曜6:30 | 月〜土6:30~7:00はメンテナンス(取引画面にログイン不可) |
※2026年10月13日時点・各社公式サイトより。メンテナンスは延長される場合があります。最新の時間は各社のお知らせで確認してください。
表のとおり、同じ早朝6時台〜7時台でも、会社によって取引できる時間とできない時間が違います。週末のメンテナンス中はログインもできない会社が多いため、入出金や設定の変更は時間をずらして行いましょう。
口座選びで取引時間以外の条件も比べたい方は、FXおすすめアプリ・口座10社比較もあわせて確認してみてください。
2026年11月2日から米国冬時間:FXの取引時間の変化
夏時間と冬時間は米国のルールで切り替わる
国内のFX会社の多くは、米国の夏時間(3月第2日曜〜11月第1日曜)と冬時間(11月第1日曜〜3月第2日曜)に合わせて取引時間を切り替えています。日本には夏時間がないため、日本時間で見ると時刻が1時間ずれます。
2026年は11月1日(日)が11月の第1日曜日です。DMM FXは、2026年11月2日(月)07時00分から米国冬時間を適用すると案内しています(2026年10月8日のお知らせ)。
DMM FXの取引時間はこう変わる
DMM FXの曜日ごとの取引時間を、夏時間と冬時間で比べると次のとおりです。
| 曜日 | 夏時間(2026年10月31日(土)の取引終了まで) | 冬時間(2026年11月2日から) |
|---|---|---|
| 月曜 | 07時00分~翌05時59分 | 07時00分~翌06時59分 |
| 火〜木曜 | 06時00分~翌05時59分 | 07時00分~翌06時59分 |
| 金曜 | 06時00分~翌05時50分 | 07時00分~翌06時50分 |
※2026年10月13日時点・DMM FX公式サイト「取引時間」「お知らせ」より。
冬時間になると、1日の取引の始まりと終わりが、どちらも1時間遅くなります。DMM FXでは、営業日の切り替え時刻(夏時間06時00分、冬時間07時00分)も1時間ずれます。
追証の判定やスワップポイントの付与の時刻もずれる
DMM FXでは、営業日の切り替え時刻が追加証拠金(追証)の判定時刻やスワップポイントの付与時刻にもなっています。スワップポイントは営業日のクローズ時点でポジションを持っていると付与されるため、2026年11月2日以降は、追証の判定もスワップポイントの基準も「午前6時」ではなく「午前7時」の時点になります。
なお、DMM FXの追証の解消期限(発生日の翌4時59分)とマージンカットの時刻(同日5時00分)は、夏時間・冬時間とも同じです。
追証やスワップポイントの仕組みは、FXの追証とはとスワップポイントとはで解説しています。
FXの取引時間と土日・祝日・年末年始
土日は取引できない(予約の注文は出せる会社が多い)
土曜日の早朝から月曜日の朝までは、世界の外国為替市場が週末のため、FXの注文は約定しません。ただし、取引時間外でも注文の予約ができる会社が多くあります。
- DMM FX:取引時間外も指値・逆指値注文の発注が可能(約定はしない)
- GMOクリック証券(FXネオ):取引時間外は指値の予約注文のみ受付
- 松井証券:土曜データ一括処理後〜月曜7:00の間も指値・逆指値注文の発注・変更・取消が可能
- 楽天FX:土日は指値注文のみ受付
※2026年10月13日時点・各社公式サイトより。
日本の祝日でも取引できる
外国為替市場は世界中で動いているため、日本の祝日でも平日であれば取引できます。DMM FXは「土日以外の平日や祝日(元日を除く)は基本的に24時間お取引可能」としています。楽天FXも、年始を除き、日本の金融商品取引所の休業日でも取引が可能としています。
元日・クリスマスは取引できない・時間が変わる場合がある
金融先物取引業協会は、FX取引ができるのは外国為替市場が開いている平日のほぼ24時間(元旦、クリスマスの東京時間外の時間帯を除く)と説明しています。DMM FXやみんなのFXも、市場が休場となる日(元日、クリスマス等)は取引・注文ができないとしています。楽天FXの年始の取引停止は「1月1日午前7時から1月2日午前6時50分」です。
さらに、年末年始は取引が少なくなりやすい時期です。協会は、年末年始等で市場の流動性が著しく低下した場合に、短時間で急激に変動する「フラッシュ・クラッシュ」が起きることもあると注意を促しています。年末年始の具体的な取引時間は、時期が近づいたら各社のお知らせで確認しましょう。
FXの取引時間で注意したい早朝・週明け
早朝はスプレッドが広がりやすい
スプレッドとは、買値と売値の差で、取引のたびにかかる実質的なコストです。金融先物取引業協会は、主要国の祝祭日(クリスマスなど)や早朝の時間帯は取引量が減るため、スプレッドが広がる場合があると説明しています。
DMM FXでも、スプレッドが原則固定になるのは毎営業日の午前9時〜翌午前5時の「コアタイム」です。それ以外の時間帯は原則固定の対象外になります。また、月曜日の午前7時〜午前8時頃、夏時間の午前6時前後(冬時間の午前7時前後)、年末年始、クリスマス時期などは、スプレッドが拡大する場合があるとしています。
出典:金融先物取引業協会「学ぼう!FX #7 スプレッド、手数料について」
計算例:スプレッドが広がるとコストはどれくらい増える?
DMM FXの米ドル/円のスプレッドは、コアタイムで0.2銭(原則固定・例外あり、2026年10月9日現在)です。一方、DMM FXが公表した実績では、米ドル/円の2026年9月7日〜10月2日のスプレッドの最大値は、午前5時〜9時の時間帯で15.9銭でした。コアタイム(午前9時〜翌午前5時)でも最大15.6銭まで広がっており、経済指標の発表などで急に広がることもあります。
1万通貨を取引した場合のスプレッドのコストを比べると、次のようになります(1銭=0.01円で計算)。
| スプレッド | 1万通貨あたりのコスト |
|---|---|
| 0.2銭(コアタイムの原則固定) | 0.002円×10,000通貨=20円 |
| 15.9銭(公表された期間中の最大値) | 0.159円×10,000通貨=1,590円 |
※説明用の計算です。スプレッドは常に変動し、上記の最大値が今後の上限という意味ではありません(DMM FXは拡大時の上限は一定値に限定されないとしています)。
スプレッドの仕組みはスプレッドとはで詳しく解説しています。
週明けは金曜日と違う値段から始まることがある
土日のあいだに大きなニュースが出ると、月曜日の最初の値段が金曜日の最後の値段から離れて始まることがあります。DMM FXは、週明けに初めて配信するレートが逆指値注文の条件を満たしている場合、原則としてそのレートで約定すると説明しています。
つまり、損切りの逆指値注文を入れていても、指定した値段より不利なレートで決済され、想定より大きな損失になる可能性があります。週末をまたいでポジションを持つ場合は、この点を理解したうえで判断しましょう。週明けにレートが離れて始まる仕組みと対策はFXの窓開けとはで解説しています。注文の種類ごとの特徴はFXの注文方法で解説しています。
【まとめ】FXの取引時間を確認してから注文しよう
当記事では、FXが平日ほぼ24時間取引できる理由、主な市場の流れ、各社の取引時間とメンテナンス、冬時間の切り替え、土日・年末年始の扱い、早朝・週明けの注意点をご紹介しました。2026年は11月2日(月)から冬時間になり、取引の始まりと終わりが1時間遅くなります。
まずは自分の口座の取引時間とメンテナンス時間を公式サイトで確認し、スプレッドが落ち着いた時間帯に少額で注文してみましょう。DMM FXのアプリでの注文の流れは、DMM FXアプリの使い方も参考にしてみてください。
FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証される商品ではありません。為替相場や金利の変動により損失が生じる可能性があり、レバレッジをかけた取引では預けた証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。取引の際は各FX会社の契約締結前交付書面等をよくお読みいただき、ご自身の判断と責任で行ってください。本記事の情報は2026年10月13日時点のものです。
