FXのチャートパターン一覧|ダブルトップ・三尊・三角保ち合いなど18種類の見方と注意点

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FXのチャートパターン一覧|ダブルトップ・三尊・三角保ち合いなど18種類の見方と注意点

当記事では、FXのチャートパターンの種類、形の見分け方、使うときの注意点を中心に解説します。あわせて、ダブルトップや三角保ち合いなど代表的な18種類を一覧で整理し、チャートに線を引いて形を確かめる手順も紹介します。

チャートパターンとは、チャートに繰り返し現れるとされる特徴的な値動きの形です。名前と形を知っておくと、流れが変わりそうか続きそうかを考える手がかりになります。ただし、形どおりに動くとは限りません。

目次

FXのチャートパターンとは?転換型と継続型の2種類

チャートパターンは「チャートに現れる特徴的な形」

GMOクリック証券は、チャートパターンを「過去の値動きをグラフ化した「チャート」上に頻繁に出現する、特徴的な形のこと」と説明しています。外為どっとコムはトレンドの転換や継続を予測する相場分析方法と位置づけています。

計算式を使う指標と違い、チャートに線を引いて形を読み取ります。両社とも、過去とまったく同じ値動きはないものの、似た値動きになる可能性はあると説明しています。

出典:チャートパターンとは?初心者が覚えるべき18の種類を解説(外為どっとコム)

「転換型」と「継続型(保ち合い型)」に分かれる

チャートパターンは、大きくトレンドが反転することを示すとされる「転換型」と、トレンドが続くことを示すとされる「継続型」の2つに分けられます。呼び方は会社によって違い、外為どっとコムは「転換型」「保ち合い型」、GMOクリック証券は「反転タイプ」「継続タイプ」と呼んでいます。

分類何を示すとされるか主なパターン
転換型(反転タイプ)それまでのトレンドが終わり、反対方向へ転じるヘッド・アンド・ショルダー、ダブルトップ・ボトム、トリプルトップ・ボトム、ソーサートップ・ボトム
継続型(保ち合い型・継続タイプ)一時的にもみ合ったあと、それまでのトレンドが続く三角保ち合い、ペナント、フラッグ、ボックス
両方の性質を持つどちらの線を抜けるかで転換にも継続にもなる上昇ウェッジ・下降ウェッジ

※外為どっとコム・GMOクリック証券の公式解説をもとに作成(2026年10月14日確認)。

トレンドとは相場が一方向に動いている状態、もみ合い(レンジ)とは一定の幅で上下している状態です。見分け方の基本はFXチャートの見方で解説しています。押し目・戻り目の目安を見る方法はフィボナッチ・リトレースメントの引き方で解説しています。

形を読むカギは「ネックライン」と「上値抵抗線・下値支持線」

チャートパターンを読むときは、高値どうし・安値どうしを結んだ線と、ネックラインを使います。

  • 上値抵抗線(レジスタンスライン):2点以上の高値を結んだ線
  • 下値支持線(サポートライン):2点以上の安値を結んだ線
  • ネックライン:天井型なら山と山の間の安値、底型なら谷と谷の間の高値に引く線

転換型のパターンでは、形ができただけでは完成とはいわず、価格がネックラインを抜けたときに完成と判断すると外為どっとコムは説明しています。

出典:トレンドラインとは?見方や引き方、FXでの使い方を解説(外為どっとコム)

トレンドの転換を示すとされるチャートパターン一覧

転換型は、トレンドの終わりを示すとされるパターンです。天井(上昇の終わり)と底(下降の終わり)が対になっています。

パターン名(別名)形の特徴完成とされるタイミング
ヘッド・アンド・ショルダー・トップ(三尊天井)中央の山が最も高く、両側にそれより低い山(肩)があるネックラインを下回ったとき
ヘッド・アンド・ショルダー・ボトム(逆三尊)中央の谷が最も深く、両側にそれより浅い谷があるネックラインを上回ったとき
ダブルトップほぼ同じ高さの高値が2つネックラインを下回ったとき
ダブルボトムほぼ同じ深さの安値が2つネックラインを上回ったとき
トリプルトップほぼ同じ高さの高値が3つネックラインを下回ったとき
トリプルボトムほぼ同じ深さの安値が3つネックラインを上回ったとき
ソーサートップ高値圏でもみ合い、お皿を伏せたような弧を描くネックラインを下回ったとき
ソーサーボトム安値圏でもみ合い、お皿のような弧を描くネックラインを上回ったとき

※外為どっとコム「チャートパターンとは?」・GMOクリック証券「FXのチャートパターンとは?」をもとに作成(2026年10月14日確認)。

ヘッド・アンド・ショルダー(三尊天井・逆三尊)

ヘッド・アンド・ショルダー・トップは「三尊天井」とも呼ばれ、真ん中に最も高い山(頭)、その両側にそれより低い山(肩)が並ぶ形です。外為どっとコムは、両側の肩はほぼ同じ価格になることが多いと説明しています。

外為どっとコムは、価格が頭と肩の間の安値を結んだネックラインを下回ったときに、上昇トレンドが終わったと分析するとしています。逆の形が「逆三尊」で、ネックラインを上回ったときに下降トレンドが終わったと見るとされます。

ダブルトップ・ダブルボトム

ダブルトップは、ほぼ同じ高さの高値を2回つけたあとに下落する「M」のような形で、2つの高値の間の安値(ネックライン)を下回ったときに完成とされます。上下を逆にした「W」のような形がダブルボトムです。

GMOクリック証券は、完成後は高値(安値)からネックラインまでの値幅と同じくらい、ネックラインからさらに動くとされていると紹介しています。あくまで目安で、その幅まで動く保証はありません。

トリプルトップ・トリプルボトム

トリプルトップは、ほぼ同じ高さの高値を3回つけたあとに下落する形です。GMOクリック証券は、三尊天井と似ているものの、3つの山の大きさがほぼ同じになる点が違いだと説明しています。

3つの安値がほぼ同じ深さで並ぶのがトリプルボトムです。

ソーサートップ・ソーサーボトム

ソーサー(受け皿)型は、高値圏や安値圏で上下にもみ合いながら、ゆるやかな弧を描く形です。

トレンドの継続を示すとされるチャートパターン一覧

継続型は、トレンドの途中でもみ合ったあと、元の方向へ動き出すことを示すとされるパターンです。

パターン名形の特徴継続とされるきっかけ
上昇三角保ち合い高値はほぼ横ばい、安値は切り上がる上値抵抗線を上抜け
下降三角保ち合い安値はほぼ横ばい、高値は切り下がる下値支持線を下抜け
上昇ペナント上値抵抗線は右下がり、下値支持線は右上がりで、幅が狭まる上値抵抗線を上抜け
下降ペナント形は上昇ペナントとほぼ同じ(幅が狭まる三角形)下値支持線を下抜け
上昇フラッグ2本の線がともに右下がりの平行線上値抵抗線を上抜け
下降フラッグ2本の線がともに右上がりの平行線下値支持線を下抜け
上昇ボックス(長方形)2本の線がほぼ水平で平行上値抵抗線を上抜け
下降ボックス(長方形)2本の線がほぼ水平で平行下値支持線を下抜け

※外為どっとコム「チャートパターンとは?」・GMOクリック証券「FXのチャートパターンとは?」をもとに作成(2026年10月14日確認)。

三角保ち合い(上昇・下降)

上昇三角保ち合いは、高値がほぼ同じ水準で止まる一方、安値が少しずつ切り上がっていく形です。上値抵抗線を上抜けしたときに、上昇トレンドの継続と見るとされます。

反対に、安値がほぼ横ばいで高値が切り下がるのが下降三角保ち合いで、下値支持線を下抜けしたときに下降トレンドの継続と見るとされます。

高値が切り下がり、安値が切り上がって幅が狭まる三角形は、外為どっとコムの一覧ではペナントにあたります。一方、SBI FXトレードはこの形を「シンメトリカル・トライアングル(均衡型・対称三角持ち合い)」と呼び、ブレイクする方向は形だけでは予測できないと説明しています。DMM FXは、ペナントは「三角保ち合い」とも呼ばれ、基本的に同じ意味としています。呼び方は会社により違うため、形と抜けた方向で確かめましょう。

出典:FXでの重要チャートパターンを徹底解説(DMM FX)

ペナント・フラッグ

ペナントは、上値抵抗線が右下がり、下値支持線が右上がりで、だんだん値幅が狭まっていく三角形です。上昇トレンドの途中なら上抜け、下降トレンドの途中なら下抜けで、トレンドの継続と見るとされます。

フラッグは、2本の線が平行で、直前のトレンドと逆向きに傾く形です。上昇フラッグは右下がり、下降フラッグは右上がりになります。外為どっとコムは、直前の値動きを旗の「ポール」に見立てた名前だと説明しています。

ボックス(長方形)

ボックスは、ほぼ水平な上値抵抗線と下値支持線の間を、価格が行ったり来たりする形です。上昇トレンドの途中なら上値抵抗線の上抜け、下降トレンドの途中なら下値支持線の下抜けで、トレンドの継続と見るとされます。

転換にも継続にもなりうるウェッジ

ウェッジは「先がとがっていく」形

ウェッジ(くさび)は、上値抵抗線と下値支持線がだんだん幅を狭めながら、同じ方向に傾いていく形です。右上がりにとがるのが上昇ウェッジ、右下がりにとがるのが下降ウェッジです。

外為どっとコムとGMOクリック証券はどちらも、ウェッジは転換型と継続型の両方の性質を持つと説明しています。なお、GMOクリック証券は一覧では継続タイプの中にウェッジを入れており、分類の仕方は解説によって違います。

どちらの線を抜けたかで判断する

ウェッジは形だけでは方向が決まらないため、どちらの線を抜けたかを確かめます。

現れた場面上値抵抗線を上抜けた場合下値支持線を下抜けた場合
上昇トレンド中の上昇ウェッジ上昇トレンドの継続トレンドの転換
下降トレンド中の下降ウェッジトレンドの転換下降トレンドの継続

※外為どっとコム・GMOクリック証券の公式解説をもとに作成(2026年10月14日確認)。

出典:FXのチャートパターンとは?種類や相場分析に活用する際の注意点を解説(GMOクリック証券)

FXのチャートパターンを見つける3ステップ

アプリのチャートで形を確かめる手順を、3つに分けて紹介します。

手順1:トレンドの向きを確認する

まず、いまが上昇トレンド・下降トレンド・もみ合いのどれなのかを確認します。転換型は「どのトレンドが終わるのか」、継続型は「どのトレンドが続くのか」を示すとされるため、トレンドが分からないとパターンの意味も決まりません。

どの時間足で判断するかも先に決めておきましょう。外為どっとコムは、短期型の取引なら1分足や5分足を中心に、中長期型なら日足・週足・月足などを参考にする方が多いと説明しています。取引期間ごとの考え方はスイングトレードとデイトレードの記事でも紹介しています。

手順2:高値・安値に線を引く

次に、目立つ高値どうし・安値どうしを結んで線を引きます。外為どっとコムは、線は2点以上の高値(安値)を結んで引き、ローソク足の実体とヒゲのどちらに合わせるかに明確な答えはないとしたうえで、初心者はヒゲで引く方法をすすめています。

スマホアプリにも線を引ける機能があります。たとえばGMOクリック FXneoアプリはライン描画12種、外為どっとコムの「GFX」は12種類のライン描画機能をそろえ、DMM FXのアプリも操作マニュアルにトレンドライン・水平線などの描画ツールを載せています(2026年10月時点・各社公式サイトより)。TradingViewで線を引きたい方はTradingViewが使える国内FX口座も参考にしてください。

手順3:線を抜けたかを確認し、外れたときの損切り位置を決める

形ができかけていても、ネックラインや上値抵抗線・下値支持線を抜けるまでは完成ではありません。

あわせて、予想と反対に動いたらどこで決済するか(損切りの位置)を先に決めておきます。GMOクリック証券も、ダマシに備えて損切りの逆指値注文を入れておくことに触れています。逆指値注文の出し方はFXの注文方法、損切りの位置の決め方はFXの損切りのやり方で解説しています。

FXのチャートパターンを使うときの注意点

形どおりに動かない「ダマシ」がある

チャートパターンは、形どおりに値動きが進むとは限りません。GMOクリック証券は、分析をもとにした予測と反対方向に価格が動くことを「だまし(ダマシ)」と呼び、ダマシを100%防ぐことは難しいと説明しています。

外為どっとコムも、FXには利益を約束してくれる手法やテクニカル分析はなく、チャートパターンも相場状況によっては機能しない場合があるとしています。たとえば三尊天井を見て売ったあと、そのまま再上昇して損切りになるケースもあると紹介しています。

経済指標の発表時や取引量が少ない時間帯は形が崩れやすい

GMOクリック証券は、経済指標の発表時や取引量が少ない時間帯などは、チャートパターンに関係なく価格が大きく動くことがあると注意しています。

たとえばDMM FXは、経済指標の発表前後の時間帯にスプレッド(売値と買値の差)が拡大する場合があると案内しています(2026年10月時点・公式サイトより)。

1つの形だけで判断せず、損失の上限を決めておく

GMOクリック証券は、チャートパターンは価格予測のヒントとして捉え、過信しすぎないようにし、ファンダメンタルズ分析(各国の経済状況や金融政策などから相場を考える方法)など、ほかの分析も使って複数の根拠を確かめるよう勧めています。

金融先物取引業協会は、為替相場が予想と反対に動いた場合、レバレッジをかけない場合と比べて大きな損失が出る可能性があると説明しています。どのパターンを使う場合も、1回の取引で失ってよい金額を先に決めてから取引することが大切です。

出典:FX取引に係る主なリスク(金融先物取引業協会)

FXのチャートパターンに関するよくある質問

Q. チャートパターンはいくつ覚えればいいですか?

外為どっとコムとGMOクリック証券は、どちらも代表的なものとして18種類を紹介しています。まずは転換型の三尊天井・ダブルトップ(とその逆の形)と、継続型の三角保ち合いから覚えると、ほかの形も理解しやすくなります。

Q. 「鉄板」のパターンはありますか?意味ないって本当?

いつでも形どおりに動くパターンはありません(注意点の章を参照)。GMOクリック証券は、チャートパターンを100%信用するのは危険としています。また、パターンごとの的中率や出現頻度について、金融庁・金融先物取引業協会などの公的な統計は確認できません(2026年10月14日時点)。

Q. 何分足で見ればいいですか?どの時間足でも使えますか?

決まった時間足はありません。外為どっとコム・GMOクリック証券の解説は特定の時間足に限っておらず、SBI FXトレードも三角持ち合いはさまざまな時間足によく出現するとしています。時間足によって見える形は変わるため、手順1のとおり、取引する期間に合った時間足で判断しましょう。

Q. 実際のお金を使わずに練習できますか?

デモ口座を用意しているFX会社もあります。線を引いて注文するまでの流れを試したい方は、FXデモトレードができるアプリを参考にしてみてください。なお、DMM FXのデモではミニ通貨ペアや取引補助ツール「プレミアチャート」を利用できないなど、本番と使える機能が違う場合があります(2026年10月時点・公式サイトより)。

【まとめ】FXのチャートパターンは「線を抜けたか」を確かめて使おう

当記事では、FXのチャートパターンの種類(転換型・継続型・ウェッジ)、見つける3ステップ、使うときの注意点をご紹介しました。三尊天井やダブルトップはネックライン、三角保ち合いやペナントは上値抵抗線・下値支持線を抜けたときに、転換や継続と判断するのが基本です。

ただし、形どおりに動くとは限らず、ダマシもあります。まずはアプリのチャートに線を引いて形を探し、取引するときは損切りの位置も決めておきましょう。チャートが見やすいアプリを選びたい方は、FXおすすめアプリ・口座の比較も参考にしてみてください。

FX取引のリスクについて

FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証される商品ではありません。為替相場や金利の変動により損失が生じる可能性があり、レバレッジをかけた取引では預けた証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。取引の際は各FX会社の契約締結前交付書面等をよくお読みいただき、ご自身の判断と責任で行ってください。本記事の情報は2026年10月14日時点のものです。

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この記事を書いた人

株式会社エウレカ編集部が運営するFX情報メディアの編集部です。

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