FXチャートの見方を初心者向けに解説|ローソク足・時間足・トレンドとテクニカル指標の基本

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FXチャートの見方を初心者向けに解説|ローソク足・時間足・トレンドとテクニカル指標の基本

FXのチャートとは、為替レートの動きを時間の流れにそって表したグラフです。当記事では、ローソク足の見方、時間足の選び方、トレンドとレンジの見分け方を中心に解説します。あわせて、代表的なテクニカル指標と各社アプリのチャート機能も整理します。

アプリを開くと最初に目に入るのがチャートです。基本の読み方を押さえておけば、レートがどちらに動いてきたのかを自分で確かめられるようになります。

目次

FXチャートとは?為替レートの値動きを記録したグラフ

チャートは「過去の値動き」を目で見えるようにしたもの

FXのチャートは、縦軸にレート、横軸に時間をとって、過去から現在までの値動きを表したものです。

外為どっとコムは、テクニカル分析を「チャートを見て過去の値動きから将来の値動きを分析する方法」と説明しています。ただし、チャートが表しているのはあくまで過去の記録です。将来の値動きを言い当てるものではない点を、最初に押さえておきましょう。

出典:FXのテクニカル分析とは?(外為どっとコム)

チャートのレートは基本的に「売値(Bid)」で描かれる

FXのレートには、売るときの価格(Bid)と買うときの価格(Ask)の2つがあります。外為どっとコムは、チャート上では基本的に、始値・高値・安値・終値のいずれもBidレートで表示されると説明しています。

そのため、買い注文の価格はチャートとスプレッドの分だけずれることがあります。買うときの価格は注文画面の「買」の値で確認しましょう。アプリのチャート画面や注文画面の見方は、DMM FXアプリの画面の見方でも紹介しています。

FXチャートのローソク足の見方|4本値と陽線・陰線

FXのチャートで最もよく使われるのがローソク足です。ここでは、ローソク足1本が何を表しているかを分かりやすく解説します。

ローソク足1本は「始値・高値・安値・終値」の4つを表す

ローソク足は、1本で一定期間の始値・高値・安値・終値(4本値)を表したものです。形が蝋燭(ろうそく)に似ていることから、この名前で呼ばれています。

用語(読み方)意味
始値(はじめね)その期間の最初に提示されたレート
高値(たかね)その期間の中で最も高かったレート
安値(やすね)その期間の中で最も安かったレート
終値(おわりね)その期間の最後に提示されたレート

※外為どっとコム「ローソク足とは?」の説明をもとに作成。

終値が始値より高ければ陽線、低ければ陰線

始値より終値が高いローソク足を「陽線」、始値より終値が低いローソク足を「陰線」と呼びます。陽線はその期間に値上がりしたこと、陰線は値下がりしたことを表します。

四角い部分を「実体」、上下に伸びた線を「ヒゲ」と呼び、上ヒゲの先が高値、下ヒゲの先が安値です。

色は、陽線が白抜きまたは赤、陰線が青または黒で表すのが一般的とされています。ただし、色はアプリや設定によって変えられるため、自分の画面で陽線・陰線がどちらの色かを最初に確認しておきましょう。

出典:ローソク足とは?見方、種類、組み合わせパターンを解説(外為どっとコム)

読み方の例:1本のローソク足から値動きを読む

米ドル/円の日足(1本=1日)で、次のようなローソク足があったとします。

項目レート(仮の数字)
始値150.00円
高値150.80円
安値149.70円
終値150.50円

※説明用の仮の数字です。実際のレートではありません。

終値(150.50円)が始値(150.00円)より高いので、この日のローソク足は陽線です。実体は150.00円〜150.50円、上ヒゲは150.80円まで、下ヒゲは149.70円まで伸びます。

つまり、この日は一時149.70円まで下がり、150.80円まで上がったあと、150.50円で終わったと読み取れます。値動きの幅を「pips」で数える方法はpipsとはで解説しています。

ヒゲの長さや実体の大きさにも名前がある

ローソク足には、形ごとに名前がついています。代表的なものは次のとおりです。形が相場の勢いや迷いを表すと言われています。

名前形一般的に言われている意味
大陽線・大陰線実体がほかより明らかに大きい買い(売り)の勢いが強かった
小陽線・小陰線(コマ)実体が小さく、上下に短いヒゲ相場の迷い・様子見
上ヒゲが長い足高値から大きく押し戻された上で売られた(高値圏では下落への転換のサインとされる)
十字線始値と終値がほぼ同じ買いと売りの勢いが拮抗している

※外為どっとコム「ローソク足とは?」の説明をもとに作成。

外為どっとコムも「これらのローソク足が示すサインから予想される動きは絶対的なものではありません」としています。形だけで売買を決めず、値動きを読む手がかりの1つとして覚えておきましょう。

時間足の見方|1分足から月足までの違い

ローソク足1本が何分・何日を表すかで、チャートの見え方は大きく変わります。

時間足は「ローソク足1本が表す期間」

時間足は、ローソク足1本がどれだけの時間の値動きを表すかを示すものです。主な時間足は次のとおりです。

時間足ローソク足1本が表す期間1日に並ぶ本数の目安
1分足1分間多い(細かい値動きが見える)
5分足・15分足5分間・15分間多い
1時間足・4時間足1時間・4時間中くらい
日足(ひあし)1日1本
週足(しゅうあし)1週間—
月足(つきあし)1か月—

※選べる時間足の種類はアプリ・ツールによって異なります。

外為どっとコムは、短期型の取引なら1分足や5分足、中長期型なら日足・週足・月足などを参考にする方が多いと説明しています。どの時間足が正しいということはなく、取引する期間に合わせて選びます。

長い足で流れを見てから、短い足で細部を見る

初めのうちは、長い時間足で大きな流れを確認してから、短い時間足で直近の値動きを見ると、チャートの全体像をつかみやすくなります。たとえば日足で「この数週間は上がってきている」と確かめてから、1時間足で今日の動きを見る、といった使い方です。

土日はレートが配信されずチャートも止まる

FXは平日ほぼ24時間取引できますが、土日はレートの配信が止まるため、チャートも更新されません。SBI FXトレードは「土日は、取引画面にログインはできますが、レート配信が停止しているため、チャート更新や注文の約定はございません」と案内しています(2026年10月時点・公式サイトより)。

週明けは、金曜の終値から離れたレートで始まることがあります。取引できる時間帯はFXの取引時間で確認しておきましょう。

トレンドとレンジの見分け方

チャートを見るときは、まず「いまの相場はどちらかに動いているのか、一定の幅を行ったり来たりしているのか」を確かめます。前者をトレンド、後者をレンジと呼びます。

高値と安値が切り上がっていれば上昇トレンド

トレンドとは、相場が一方向に動いている状態です。チャールズ・ダウが提唱したダウ理論では、高値を更新しつつ安値を更新しない状態を上昇トレンド、安値を更新しつつ高値を更新しない状態を下降トレンドと見なします。

チャートでは、山も谷も前より高くなっていれば上昇トレンド、前より低くなっていれば下降トレンドです。トレンドの中の押し目・戻り目の目安を見る方法はフィボナッチ・リトレースメントの引き方で解説しています。

出典:ダウ理論とは?(外為どっとコム)

レンジは一定の幅を上下している状態

レンジとは、相場がはっきりした方向を持たず、一定の値幅の中で上下している状態です。「もち合い」とも呼ばれます。高値も安値もほぼ同じ水準で止まり、横ばいに見えるのが特徴です。

外為どっとコムは、ローソク足と移動平均線(後述)が絡み合う状態をレンジ相場と判断できると説明しています。もち合いなどの値動きの形から相場の流れを見る方法はFXのチャートパターン一覧で解説しています。

FXチャートで使う代表的なテクニカル指標の意味

アプリのチャートには、ローソク足に重ねて線やグラフを表示できる「テクニカル指標」が用意されています。ここでは、代表的な指標の名前と意味を紹介します。

テクニカル指標は「トレンド系」と「オシレーター系」に分かれる

テクニカル指標は、大きく相場の方向を見る「トレンド系」と、買われすぎ・売られすぎを見る「オシレーター系」の2つに分けられます。DMM FXや楽天FXのように、アプリのテクニカル指標をこの2つに分けて案内している会社もあります。テクニカル分析全体の考え方はテクニカル分析とは、オシレーター系の代表的な指標はRSIとはで解説しています。

まず覚えたいのは移動平均線

移動平均線は、一定期間の価格(通常は終値)の平均を結んだ線です。たとえば5日移動平均線は、直近5日間の終値を合計して5で割った値を毎日つないだものです。線が上向きなら上昇トレンド、下向きなら下降トレンドと読み取ります。

平均の取り方には、単純に平均する「単純移動平均線(SMA)」と、直近の価格を重く見る「指数平滑移動平均線(EMA)」などがあります。EMAは直近の値動きに早く反応するとされています。

短期の線が長期の線を下から上に抜けることを「ゴールデンクロス」、上から下に抜けることを「デッドクロス」と呼び、それぞれ買い・売りのサインとされています。ただし、サインどおりに動かない「ダマシ」もあり、もち合いの相場ではダマシになるパターンも見られると説明されています。移動平均線の使い方は移動平均線の見方・使い方で詳しく解説しています。

出典:移動平均線とは?(外為どっとコム)

そのほかの代表的な指標

指標分類何を見るものか
ボリンジャーバンドトレンド系移動平均線の上下に、値動きのばらつき(標準偏差)の幅を表示。幅が広がると値動きが大きい
一目均衡表トレンド系基準線・転換線・先行スパン1・2・遅行スパンの5本の線で相場を見る日本発の指標。先行スパン1と2の間を「雲」と呼ぶ
MACDトレンド系短期と長期の指数平滑移動平均線の差をもとに、トレンドの転換を見る
RSIオシレーター系一定期間の値動きのうち上昇分の割合を0〜100%で表し、買われすぎ・売られすぎを見る
ストキャスティクスオシレーター系一定期間の値動きの幅の中で直近の価格がどの位置にあるかを0〜100%で表し、相場の過熱度合いを見る

※外為どっとコム公式の各指標の解説ページ(ボリンジャーバンド・一目均衡表・MACD・RSI・ストキャスティクス)をもとに作成。分類は同社「FXのテクニカル分析とは?」の区分に従いました(MACDは会社によってオシレーター系に分類されることもあります)。

テクニカル指標は将来の値動きを保証しない

テクニカル指標は、過去の価格から計算した目安であり、将来の値動きを保証するものではありません。同じ指標でも、期間の設定や相場の状況によって結果は変わります。

金融先物取引業協会は、為替相場が予想と反対に動いた場合には大きな損失が発生する可能性があると説明しています。チャートで判断した取引でも、予想が外れたときに備えて損切りの位置を決めておきましょう。損切りの考え方はFXの損切りのやり方で解説しています。

出典:FX取引に係る主なリスク(金融先物取引業協会)

FX各社アプリのチャート機能(2026年10月時点)

使えるテクニカル指標の数や画面の分割数は、FX会社のアプリによって違います。TradingViewのチャートを使える会社はTradingViewが使える国内FX口座で比較しています。

主なFX会社のスマホアプリのチャート機能

FX会社(アプリ)テクニカル指標チャートの主な機能
DMM FX(スマホアプリ DMM FX)11種類1画面チャートと4画面チャートを切り替え(4画面は移動平均〈SMA〉のみ表示)。縦画面・横画面のチャートに注文機能
GMOクリック証券(GMOクリック FXneo)13種類分割チャート4画面・最大16チャートを保存。ライン描画12種
松井証券(松井証券 FXアプリ)メインチャート10種・サブチャート12種チャートを最大4枚同時に閲覧
楽天FX(iSPEED FX)トレンド系6種・オシレーター系6種4画面同時表示。それぞれ最大2つを同時に表示
外為どっとコム(外貨ネクストネオ「GFX」)23種類ライン描画12種。設定を最大16枚保存
みんなのFX(FXトレーダー アプリ版)—TradingViewを選択可。移動平均線や一目均衡表などのテクニカル指標を搭載
LIGHT FX(LIGHT FXアプリ)—TradingViewと初心者向けの「シンプルチャート」を選択可

※2026年10月13日時点・各社公式サイトより。「—」は公式サイトでアプリ単体の指標数を確認できなかったものです。PC向けツールは除いています。

DMM FXのスマホアプリで使える11種類のテクニカル指標

DMM FXのスマホアプリでは、移動平均線、指数平滑移動平均線、一目均衡表、ボリンジャーバンド、スーパーボリンジャー、スパンモデル、MACD、RSI、DMI/ADX、スローストキャスティクス、RCIの11種類のテクニカル指標を使えます(2026年10月時点・公式サイトより)。ただし、操作マニュアルによると4画面チャートに表示できるのは移動平均(SMA)だけで、ほかの指標は縦・横の全画面チャートで表示します。

前述の移動平均線・ボリンジャーバンド・一目均衡表・MACD・RSIはすべてそろっているため、基本の指標を覚えるには十分です。

なお、PC向けの「DMMFX PLUS」(テクニカル20種)や取引補助ツール「プレミアチャート」(29種類・デモでは利用不可)もあります。

>>スマホアプリ DMM FX(DMM FX公式)

▶ 関連記事:DMM FXアプリの使い方

口座開設前やデモでチャートを試せるアプリもある

アプリによっては、口座を開く前からチャートを見られるものがあります。松井証券は「口座をお持ちでない場合も、各通貨ペアの価格情報やチャートを無料でご覧になれます」、みんなのFXは「口座開設前でもレートやチャート機能をご利用いただけます」と案内しています(2026年10月時点・公式サイトより)。

DMM FXのように、仮想資金で本番に近い操作を試せるデモアプリを用意している会社もあります。チャートを見て注文するまでの流れを練習したい方は、FXデモトレードおすすめアプリも参考にしてみてください。

【まとめ】FXチャートの見方を覚えて値動きを自分で確かめよう

当記事では、FXチャートの基本、ローソク足の見方、時間足の選び方、トレンドとレンジの見分け方、代表的なテクニカル指標、各社アプリのチャート機能をご紹介しました。ローソク足1本は始値・高値・安値・終値を表し、終値が始値より高ければ陽線、低ければ陰線です。時間足を切り替え、移動平均線を重ねるだけでも、相場の流れはぐっと読みやすくなります。

ただし、チャートやテクニカル指標は過去の記録から計算した目安で、将来の値動きを保証するものではありません。まずはアプリのチャートを毎日少し眺めて、ローソク足の読み方に慣れることから始めてみましょう。アプリ選びに迷ったらFXおすすめアプリ・口座10社比較も参考にしてみてください。

FX取引のリスクについて

FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証される商品ではありません。為替相場や金利の変動により損失が生じる可能性があり、レバレッジをかけた取引では預けた証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。取引の際は各FX会社の契約締結前交付書面等をよくお読みいただき、ご自身の判断と責任で行ってください。本記事の情報は2026年10月13日時点のものです。

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この記事を書いた人

株式会社エウレカ編集部が運営するFX情報メディアの編集部です。

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