JOLTS(求人件数)とは?最新結果と発表日・日本時間【2026年10月更新】

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JOLTS(求人件数)とは?最新結果と発表日・日本時間【2026年10月更新】

最終更新:2026年10月18日

当記事では、JOLTS(米雇用動態調査)の最新結果と推移、求人件数・採用・離職の意味、発表日と日本時間を中心に解説します。あわせて、米雇用統計との違いや、ドル円との一般的な関係も整理します。

JOLTSは、米労働統計局(BLS)が毎月公表する、米国の求人や転職・解雇の動きを示す統計です。企業がどれだけ人を探しているかが分かるため、米国の労働市場の強さを測る材料の1つとしてニュースで取り上げられます。まずは最新の数字から確認していきましょう。

目次

JOLTSの最新結果【2026年9月29日公表・8月分】

ここでは、BLSが2026年9月29日(火)に公表した「Job Openings and Labor Turnover Summary」の、2026年8月分の結果を整理します。

8月の求人件数は708万件・求人率4.3%で前月からほぼ横ばい

2026年8月分の求人件数は707.9万件(求人率4.3%)でした。求人率は、働いている人と求人の合計に対して、求人がどれくらいの割合あるかを示す数字です。BLSは「ほぼ変わらず(little changed)」と説明しています。採用は519.2万件(採用率3.3%)、離職の合計は507.0万件(離職率3.2%)でした。

離職の内訳では、自発的離職(自己都合の退職)が306.6万件(自発的離職率1.9%)で前月と同じ率、レイオフ・解雇は164.1万件(1.0%)でした。発表時刻は米東部時間の10時で、米国が夏時間のため日本時間では9月29日の23時でした。

項目2026年8月2026年7月2025年8月
求人件数(求人率)707.9万件(4.3%)733.5万件(4.4%)691.9万件(4.2%)
採用(採用率)519.2万件(3.3%)514.6万件(3.2%)514.5万件(3.2%)
離職の合計(離職率)507.0万件(3.2%)512.8万件(3.2%)520.7万件(3.3%)
うち自発的離職306.6万件(1.9%)308.9万件(1.9%)309.5万件(2.0%)
うちレイオフ・解雇164.1万件(1.0%)170.2万件(1.1%)183.2万件(1.2%)

※2026年10月18日時点・BLS「Job Openings and Labor Turnover Summary」(2026年9月29日)およびBLSの公開データより。季節調整済み(毎年決まった時期に起きる増減をならした値)・米国の非農業部門全体。2026年8月分は速報値(preliminary)。

出典:BLS「Job Openings and Labor Turnover Summary」(2026年9月29日)/BLS「Job Openings and Labor Turnover Survey」

2026年の求人件数と自発的離職率の推移

2026年1月分からの推移は次のとおりです。表は毎月の公表後に追記していきます。

対象月公表日(米国)求人件数求人率採用率自発的離職率
2026年8月9月29日(火)707.9万件4.3%3.3%1.9%
2026年7月9月1日(火)733.5万件4.4%3.2%1.9%
2026年6月8月4日(火)718.2万件4.3%3.4%2.0%
2026年5月6月30日(火)753.7万件4.5%3.3%2.0%
2026年4月6月2日(火)758.5万件4.6%3.3%1.9%
2026年3月5月5日(火)688.7万件4.2%3.5%2.0%
2026年2月3月31日(火)692.2万件4.2%3.1%1.9%
2026年1月3月13日(金)724.0万件4.4%3.4%2.0%

※2026年10月18日時点のBLS公開データ(季節調整済み)より。8月分は速報値、7月分以前は改定後の値のため、各月の公表当日に報じられた数字と違う場合があります。公表日はBLSのニュースリリース一覧より。

2026年は、求人件数が約689万〜759万件の範囲で上下しています。8月分は前月より約25万件減りましたが、BLSは統計上「ほぼ変わらず」としています。

出典:BLS「Job Openings and Labor Turnover Survey News Release」(過去のリリース一覧)

毎年8月の比較では2021〜2022年の高水準から落ち着いてきた

より長い流れを見るため、毎年8月分の求人件数と自発的離職率を並べると次のようになります。

対象月求人件数自発的離職率
2026年8月707.9万件1.9%
2025年8月691.9万件2.0%
2024年8月752.0万件2.1%
2023年8月925.4万件2.3%
2022年8月1,009.2万件2.8%
2021年8月1,087.2万件2.8%
2020年8月642.9万件2.1%
2019年8月717.8万件2.3%

※2026年10月18日時点のBLS公開データ(季節調整済み)より当サイトが抜粋。

BLSのデータでは、2019年以降の求人件数の最高は2022年3月の1,230.1万件、最低は2020年4月の460.6万件です。2026年8月分は、2019年8月と近い水準まで落ち着いています。

次回(9月分)は日本時間11月4日(水)0時

BLSによると、2026年9月分の結果は11月3日(火)の米東部時間10時に公表される予定です。米国は11月1日に冬時間に切り替わるため、日本時間では11月4日(水)の0時(3日の深夜24時)です。結果が公表されたら、上の表に追記します。

JOLTS(求人件数)とは?

ここでは、JOLTSが何を調べている統計なのかを、BLSの技術解説(Technical Note)をもとに分かりやすく解説します。

約2万1,000の事業所に聞く「求人・採用・離職」の調査

JOLTSは「Job Openings and Labor Turnover Survey」の略で、日本語では「米雇用動態調査」「求人労働異動調査」などと訳されます。BLSは、農業以外の企業と政府機関の約2万1,000事業所を無作為に選び、毎月の求人・採用・離職の数を調べています。

ニュースでは「JOLTS求人件数」として、求人件数だけが取り上げられることが多いです。ただ、統計の中には採用や離職の数も含まれており、人の出入りの両面を見られるのが特徴です。

出典:BLS「Job Openings and Labor Turnover Technical Note」

求人件数は「月末の最終営業日に募集中の仕事」の数

BLSは求人件数を、その月の最終営業日に募集中のすべての仕事と定義しています。求人として数えるのは、次の3つの条件をすべて満たすものです。

  1. 具体的なポストがあり、そのポストの仕事がある
  2. 30日以内に仕事を始められる(ふさわしい人が見つかるかは問わない)
  3. 事業所の外から人を積極的に募集している

求人率は、求人件数を「雇用者数+求人件数」で割って100をかけた値です。企業が全体のどれくらいの割合で人を探しているかを表します。

採用・離職は「その月の間」の人の出入り

採用と離職は、月末時点の数ではなく、その月の間に起きた出入りの合計です。離職は次の3つに分けて公表されます。

区分意味(BLSの定義の要約)
自発的離職(Quits)従業員が自分から辞めたもの(定年退職と別の事業所への異動を除く)
レイオフ・解雇雇い主の都合による離職。再雇用の予定がないレイオフも含む
その他の離職定年退職、別の事業所への異動、障害や死亡による離職

※BLS「Job Openings and Labor Turnover Technical Note」より当サイトが要約。

このうち自発的離職率は、働く人が「辞めても次の仕事が見つかる」と考えているかの目安として注目されることがあります。採用率・離職率は、それぞれの件数を雇用者数で割って100をかけた値です。

JOLTSの発表日と日本時間【2026年11月〜12月】

BLSが公表している今後の発表日

BLSが公表している今後の発表日は次のとおりです。発表時刻はいずれも米東部時間の10時です。

対象月発表日(米東部時間)日本時間
2026年9月11月3日(火)10:0011月4日(水)0:00
2026年10月12月1日(火)10:0012月2日(水)0:00

※2026年10月18日時点・BLSの8月分リリースと「Schedule of Releases for the Job Openings and Labor Turnover Survey」より。日本時間は時差(冬時間14時間)から計算。日程は変更される場合があります。

出典:BLS「Schedule of Releases for the Job Openings and Labor Turnover Survey」/BLS「Job Openings and Labor Turnover Summary」

日本時間は夏時間23時・冬時間0時(翌日)

JOLTSは、米雇用統計やCPIの8時30分より遅い米東部時間10時に公表されます。日本時間では、夏時間の間は23時、冬時間の間は翌日の0時です。2026年は11月1日(日)に冬時間へ切り替わるため、次回から日付が1日ずれる点に注意しましょう。

火曜日の公表が多いものの、2026年1月分は3月13日(金)の公表でした。毎回、BLSの日程表で確認するのが確実です。夏時間と冬時間の切り替えはFXの時間帯とはでも解説しています。

JOLTSと米雇用統計の違い

ここでは、同じBLSが公表する米雇用統計とJOLTSが、何が違うのかを整理します。

雇用統計は「働く人の数」、JOLTSは「求人と人の出入り」

項目JOLTS米雇用統計
正式名称Job Openings and Labor Turnover SurveyThe Employment Situation
主な数字求人件数・採用・離職非農業部門雇用者数・失業率
見えるもの企業の人手の需要と、転職・解雇の動き働く人の増減と、失業者の割合
発表時刻(米東部)10時8時30分
直近の対象月2026年8月分(9月29日公表)2026年9月分(10月2日公表)

※2026年10月18日時点・BLSの各リリースより当サイトが整理。

雇用統計は「何人増えたか」という結果を示すのに対し、JOLTSは求人や転職の動きから労働市場の需給(人手を求める側と働く側のバランス)を見る統計です。対象月はJOLTSの方が1か月古く、雇用統計より約1か月遅れて公表されます。

次回はJOLTS(11月3日)の3日後に雇用統計(11月6日)

2026年11月は、JOLTSの9月分が11月3日(火)、雇用統計の10月分が11月6日(金)に公表される予定です。JOLTSで求人や離職の動きを確認してから、雇用統計を待つ流れになります。雇用統計の最新結果と発表日は米雇用統計とはにまとめています。毎週出る雇用の指標は新規失業保険申請件数とはで解説しています。

JOLTSとドル円の関係(一般論)

ここでは、雇用の指標がなぜドル円の材料になるのかを、公的な説明をもとに一般論として解説します。

雇用→FRBの金利の見通し→ドルという見方がある

FRB(米国の中央銀行)の金融政策を決めるFOMCは、「雇用の最大化」と「物価の安定」を法律上の使命としています。金融先物取引業協会は、雇用統計などの経済指標を、相場の動向に影響する基礎的なデータとして挙げています。

そのため、求人件数や採用の数が市場の予想と比べて強いか弱いかが、FRBの金利の判断に対する見方を通じて、ドルの材料と見られることがあります。FRBの金利の決め方はFOMCとは、日米の金利水準は政策金利とはで解説しています。

出典:FOMC「Statement on Longer-Run Goals and Monetary Policy Strategy」/金融先物取引業協会「学ぼう!FX 為替相場を動かす要因」

JOLTSの結果だけでドル高・ドル安は決まらない

ただし、JOLTSの結果だけで為替の方向は決まりません。実際の為替は、雇用統計や物価の指標、日本の金利、政治、市場心理などでも動きます。JOLTSは雇用統計より約1か月遅れて公表されるため、公表時点では同じ月の雇用統計がすでに出ていることが多いです。

当記事では、JOLTSの結果から将来の値動きを予想したり、売買をすすめたりはしていません。主な指標の発表元と日程は経済指標とは、円安・円高の仕組みは円安・円高とはもあわせて確認してみてください。

JOLTSを見るときと発表前後の取引の注意点

速報値は翌月に改定され、毎年1月分で過去5年分が見直される

JOLTSの最新月は速報値(preliminary)で、翌月の公表で改定されます。さらにBLSは、毎年1月分の公表にあわせて年次改定を行い、過去5年分のデータが見直しの対象になるとしています。

過去の推移を調べるときは、公表当日の数字か、改定後の数字かを確認しましょう。ニュースの記事と当記事の表で数字が違う場合は、改定が理由のことがあります。

日本の深夜の発表前後はスプレッドや急な値動きに注意

金融先物取引業協会は、重要経済指標の発表の前後は、スプレッドが平時より広がっている場合があると説明しています。JOLTSは日本時間の23時や0時と遅い時刻に出るため、寝る前に持っているポジション(決済していない取引)への影響も考えておきたいところです。

また、相場が急に動くとロスカット(損失を抑えるための強制決済)が十分に働かず、預けた証拠金以上の損失が出ることがあると同協会は説明しています。発表時刻を前もって確認し、取引量を小さくする、発表をまたがないといった選択肢も考えておきましょう。

出典:金融先物取引業協会「学ぼう!FX スプレッド、手数料について」/金融先物取引業協会「学ぼう!FX FX取引に係る主なリスク」

スプレッドの仕組みはスプレッドとは、強制決済の仕組みはロスカットとは、レバレッジのリスクはレバレッジとはで解説しています。

【まとめ】JOLTSの最新結果と発表日を確認しよう

当記事では、JOLTSの最新結果と推移、求人件数・採用・離職の意味、発表日と日本時間、雇用統計との違い、為替との関係、注意点をご紹介しました。2026年8月分の求人件数は707.9万件(求人率4.3%)で、9月分は日本時間11月4日(水)0時に公表予定です。

求人と人の出入りが分かるJOLTSを知ると、雇用統計のニュースも読みやすくなります。これからFXを始める方はFXの始め方で全体の流れを確認し、口座選びに迷ったらFXおすすめアプリ・口座10社比較も参考にしてみてください。

FX取引のリスクについて

FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証される商品ではありません。為替相場や金利の変動により損失が生じる可能性があり、レバレッジをかけた取引では預けた証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。取引の際は各FX会社の契約締結前交付書面等をよくお読みいただき、ご自身の判断と責任で行ってください。本記事の情報は2026年10月18日時点のものです。

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この記事を書いた人

株式会社エウレカ編集部が運営するFX情報メディアの編集部です。

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