FXの年間取引報告書とは?見方とダウンロード方法|DMM FX・松井証券・GMOクリック証券

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FXの年間取引報告書とは?見方とダウンロード方法|DMM FX・松井証券・GMOクリック証券

当記事では、FXの年間取引報告書とは何か、見方、DMM FX・松井証券・GMOクリック証券での取得方法、取得できる時期を中心に解説します。あわせて、確定申告で使うときの注意点も国税庁と各社公式の情報をもとに整理します。

FXの年間の報告書は、1年間にFXで確定した損益をまとめた書類で、確定申告の金額を計算するときのもとになります。ただし、株式の「特定口座年間取引報告書」とは別物で、FX会社によって書類の名前も取り出し方も違います。確定申告の時期に慌てないよう、取引している会社で何を見ればよいかを先に確認しておきましょう。

目次

FXの年間取引報告書とは?株の報告書との違い

FX会社が1年間の損益をまとめて交付する書類

FXの「年間取引報告書」と呼ばれているのは、FX会社が1年間(1月1日〜12月31日)の売買損益やスワップポイントなどをまとめた書類です。FXの利益は「先物取引に係る雑所得等」として申告分離課税の対象になり、確定申告では自分で1年間の損益を計算する必要があります(国税庁 No.1521・No.1522)。その計算のもとになるのが、この年間の報告書です。

税金の仕組みや税率20.315%の内訳は、FXの税金の解説記事で詳しくまとめています。

株の「特定口座年間取引報告書」とは別の書類

「年間取引報告書」という名前は、株式や投資信託の特定口座年間取引報告書を指すことが多い言葉です。松井証券のよくあるご質問では、FXについて「FXでは年間取引報告書は発行されません。」と案内しています。FXの年間の損益は、各社がそれぞれの名前の書類や画面で確認できるようにしています。

FX会社年間の損益を確認する書類・画面(公式の名称)
DMM FX年間損益報告書
松井証券(FX)期間損益照会(年間取引報告書は発行されない)
GMOクリック証券(FXネオ)FXネオ取引年間損益報告書

※2026年10月14日時点・各社公式のサポートページより

検索するときは「年間取引報告書」ではなく、取引している会社の公式の名称で探すと見つけやすいでしょう。各社のサービスの特徴は、DMM FXの評判などの記事でも紹介しています。

FX会社は税務署にも「先物取引に関する支払調書」を提出している

国税庁の法定調書の案内によると、金融商品取引業者等は「先物取引に関する支払調書」を翌年1月31日までに税務署へ提出することになっています(特例あり。根拠は所得税法第225条第1項第13号)。DMM FXも公式サイトで「店頭FX/CFD取引を取り扱う会社にも支払調書の提出義務が課せられております」と案内しています。

つまり、FXの損益は会社からも税務署に伝わる仕組みです。報告書で年間の損益を確認し、申告が必要な年は正しく申告しましょう。

>>F1-41 先物取引に関する支払調書(同合計表)(国税庁)

FXの年間取引報告書の見方

報告書に載っている主な項目

GMOクリック証券のよくあるご質問では、FXネオ取引の年間損益報告書の記載内容として、次の4つを挙げています。

項目内容(GMOクリック証券の説明)
①年間の売買損益の合計
②年間の手数料の合計
③年間のスワップポイントの合計
④年間損益金額合計(①+②+③)。損金は「損」と表示

※2026年10月14日時点・GMOクリック証券「FX取引の年間損益報告書の見方」より。項目の並びや名前は会社ごとに異なります

ほかの会社の報告書でも、1年間の決済による損益とスワップポイント、手数料、その合計が確認の中心になります。会社によって書き方が違うため、見方は取引している会社のヘルプで確認しましょう。

確定申告の計算明細書に書く金額との関係

国税庁 No.1522では、FXの所得を申告するときは「先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」を確定申告書に添付しなければならないとしています。国税庁の記載例では、計算明細書の主な欄は次のとおりです。

  • 「差金等決済に係る利益又は損失の額」(①):決済したことで確定した利益または損失の額(損失は△印)
  • 「収入金額」の計(④):①に「その他の収入」(③)を加えた金額
  • 「手数料等」(⑤):手数料等の額
  • 「所得金額」(⑫):収入金額の計(④)から必要経費等の計(⑪)を差し引いた金額

記載例では、計算明細書の「合計」欄の④は申告書第三表(分離課税用)の「収入金額」欄の「ト」(先物取引)に転記し、⑫は黒字ならそのまま「所得金額」欄の75(先物取引)に転記、赤字なら75に「0」と書くよう案内されています。

年間の報告書は、こうした欄に書く金額を確認するための資料です。なお、受け取ったスワップポイントも課税の対象です。DMM FXは「スワップ受取」を行った場合のスワップポイントは課税対象と、GMOクリック証券は受払いのあったスワップは原則すべて課税対象と案内しており、GMOの報告書の合計(④)にもスワップポイントが含まれています。

一方で、報告書のどの数字を計算明細書のどの欄(①・③・⑤など)に書くか、スワップポイントをどの欄に含めるかは、国税庁の計算明細書の記載例と「先物取引に係る雑所得等の説明書」には記載がありません(2026年10月14日時点)。迷う場合は、所轄の税務署に確認しましょう。

確定申告書等作成コーナーでFXを入力するときは、「申告する所得の選択等」画面で「先物取引」を選び、「収入・所得の入力」画面の「先物取引に係る雑所得等」から入力するよう案内されています(作成コーナー よくある質問・令和7年分)。申告書の作り方の全体は、FXの確定申告のやり方で解説しています。

決済していないポジションの損益は含まれない

年間の損益に含まれるのは、その年に決済して確定した損益です。松井証券は「未決済建玉の含み損益(評価損益)は税金を算出するうえでの損益には含みません」と案内しています。年末をまたいで保有しているポジションの含み益や含み損は、その年の報告書の損益とは別に考えましょう。

FXの年間取引報告書のダウンロード方法(3社)

ここでは、DMM FX・松井証券・GMOクリック証券の公式サイトで案内されている取得方法を紹介します。画面の名前は変わることがあるため、操作前に公式の案内も確認しましょう。

DMM FX:取引ツールの「報告書」から年間損益報告書を出力

DMM FXでは、取引ツールの「報告書」画面で「年間損益報告書」を選び、PDFで出力します。公式サイトで案内されている手順は次のとおりです(2026年10月14日時点)。

ツール手順
スマホアプリ「DMM FX」ログイン →[≡](メニュー)→[照会]→[報告書]→ 対象「最新」、報告書種類「年間損益報告書」、検索条件「未閲覧」または「日付指定」を設定して[検索]→[PDF]
PC版ツール(DMMFX PLUS/DMMFX STANDARD)ツールを起動 → メニュー内[報告書]→ 報告書種類「最新」「年間損益報告書」、検索条件を設定して[検索]→[PDF]

※2026年10月14日時点・DMM FX「税金と確定申告」より

DMM FXは、2015年度〜2023年度の損益は期間損益報告書で確認するよう案内しています。2014年以前の報告書は手順が異なるため、カスタマーサポートへの問い合わせが必要です。アプリの基本的な操作は、DMM FXアプリの使い方で紹介しています。

>>税金と確定申告(DMM FX公式)

松井証券:「期間損益照会」で決済年を指定して確認

松井証券のFXでは年間取引報告書は発行されないため、「期間損益照会」の画面で決済年を指定して年間の損益を確認します。

ツール手順
パソコン(FXお客様サイト)【資産状況】-【期間損益照会】→「決済年」または「日付指定」を選んで年や日付を指定 →「検索」。印刷する場合は表示された画面で「出力」→ 印刷
スマートフォン(FXアプリ・FXスマホサイト)【メニュー】-【資産・損益照会】の「期間損益照会」→「年指定」または「期間指定」で決済年や日付を指定

※2026年10月14日時点・松井証券「FXの年間損益を確認できる画面はありますか。」より

画面には、指定した期間の全通貨ペアの損益合計と、通貨ペアごとの内訳が表示されます。松井証券は、損益が受渡日ベースであることや、決済年での指定は2012年1月1日以降が対象であることもあわせて案内しています。なお、この画面の損益にスワップポイントが含まれるかどうかは、同社のよくあるご質問には記載がありません(2026年10月14日時点)。気になる場合は、松井証券のお問い合わせ窓口で確認しましょう。松井証券のFXの特徴は松井証券FXの評判、アプリの基本操作は松井証券FXアプリの使い方でまとめています。

>>FXの年間損益を確認できる画面はありますか。(松井証券公式)

GMOクリック証券:「電子書類閲覧」でFXネオ取引年間損益報告書を表示

GMOクリック証券のFXネオでは、電子交付される「FXネオ取引年間損益報告書」を会員ページやスマホアプリで閲覧します。アプリの基本操作はGMOクリック FXneoアプリの使い方で解説しています。

ツール手順
PC会員ページ【マイページ】-【電子書類閲覧】→「FXネオ取引口座」の[閲覧する]→ カテゴリ「FXネオ取引年間損益報告書」を選んで[検索]→ 該当する報告書の[表示]
スマホアプリ【ホーム】-【精算表・報告書】-【報告書】→「年間報告書」の「FXネオ取引」の[閲覧する]→ カテゴリを選んで[検索]→[表示]

※2026年10月14日時点・GMOクリック証券「FX取引の年間損益報告書の見方」より。対応アプリはGMOクリック 株、GMOクリック FXneo、GMOクリック CFDなど

取引の明細を確認したいときは、PC会員ページの【マイページ】-【精算表】-【取引履歴・CSV】も使えます。FXネオの特徴はGMOクリック証券 FXネオの評判で解説しています。

>>FX取引の年間損益報告書の見方(GMOクリック証券公式)

FXの年間取引報告書はいつ取得できる?対象期間も確認

取得できる時期は会社ごとに違う

年間の報告書を取得できる時期は、会社ごとに異なります。DMM FXとGMOクリック証券は翌年1月に報告書を用意し、松井証券は画面で損益を確認する方式です。3社の公式の案内は次のとおりです。

FX会社取得できる時期(公式の案内)
DMM FX翌年1月の第1日曜日以降
松井証券報告書の交付ではなく期間損益照会で確認(決済の受渡日のデータ一括処理後に反映)
GMOクリック証券翌年の1月第2週目までに交付

※2026年10月14日時点・各社公式のサポートページより。GMOクリック証券は、取引がなかった年の年間損益報告書について、よくあるご質問(No.243・No.149)では「取引の有無に関係なく年1回交付」「お取引がない場合でも電子交付されます」と案内する一方、別のよくあるご質問(No.147)では「お取引がない場合は発行されません」と案内しています。損失を繰り越している年などで必要な場合は、同社のコールセンターか会員ページの【お問い合わせ】で確認してください

確定申告の期間は、原則として翌年2月16日から3月15日までです(国税庁 No.2020)。報告書が出そろってから申告の準備を始めても間に合いますが、複数の会社で取引している方は早めに集めておきましょう。

対象になる取引の期間は会社の案内で確認する

FXは平日ほぼ24時間取引できるため、年末年始の取引がどちらの年に入るかに注意が必要です。DMM FXは、確定申告の対象期間を「1月1日営業日から12月31日営業日」とし、2025年度については「2026年1月1日午前6時50分までのお取引」が対象になると案内しています。

一方、松井証券の期間損益照会は受渡日ベースです。このように集計の基準は会社によって違うため、年末の取引の扱いは各社の案内で確認しましょう。取引できる時間帯はFXの取引時間で整理しています。

FXの年間取引報告書を確定申告で使うときの注意点

注意点の1つ目は「複数の会社の損益を合算する」ことです

注意点の1つ目は「複数の会社の損益を合算する」ことです。FXの損失は、ほかの「先物取引に係る雑所得等」の金額との損益通算ができます(国税庁 No.1521)。A社で利益、B社で損失が出た年は、両方の報告書をそろえて合計します。

1社の報告書だけで申告の要否を判断すると、計算を誤るおそれがあります。口座を持っているすべての会社の報告書を確認しましょう。

注意点の2つ目は「損失の年も報告書を保存しておく」ことです

注意点の2つ目は「損失の年も報告書を保存しておく」ことです。FXの損失は、損失の年から付表を添付した確定申告を毎年続けて行えば、翌年以後3年間繰り越して、FXなどの利益から差し引けます(国税庁 No.1523)。損失が出た年の申告にも年間の損益の金額が必要です。

損失が出た年の申告書の書き方は、FXで損失が出た年の確定申告で詳しく解説しています。

注意点の3つ目は「20万円以下でも報告書で金額を確認する」ことです

注意点の3つ目は「20万円以下でも報告書で金額を確認する」ことです。給与を1か所から受けている会社員の方は、給与所得・退職所得以外の所得の合計額が20万円を超えると確定申告が必要です(国税庁 No.1900)。この「所得」は利益から経費を差し引いた金額のため、報告書で正確な金額を確認して判断しましょう。

また、医療費控除などで確定申告をするときは、20万円以下のFXの所得もあわせて申告する必要があります(国税庁 No.1900 Q&A)。

FXの年間取引報告書に関するよくある質問

確定申告書に年間の報告書を添付する必要はある?

国税庁が確定申告書への添付を求めているのは、「先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書」です(No.1522)。FX会社の年間の報告書について、DMM FXは「2019年4月1日以降、確定申告にあたり各種報告書の添付は原則として不要」と案内しています。

GMOクリック証券も、よくあるご質問で「確定申告の際に、年間損益報告書の添付は不要です。」と案内しています。なお、国税庁が2019年4月1日以後の確定申告で添付不要とした書類の一覧には「特定口座年間取引報告書」がありますが、FXの報告書の名前は挙がっていません。添付しない場合でも申告の根拠になる書類のため、手元に保存しておきましょう。

>>国税関係手続が簡素化されました(国税庁)

過去の年の報告書も取得できる?

取得できる範囲は会社によって異なります。DMM FXは2015年度〜2023年度の損益は期間損益報告書で確認し、2014年以前はカスタマーサポートへ問い合わせるよう案内しています。松井証券の期間損益照会は、決済年での指定が2012年1月1日以降に対応しています(2026年10月14日時点)。

年間の報告書は郵送で届く?

今回確認した3社は、郵送ではなく、取引ツールや会員ページで確認・出力する方法をとっています(2026年10月14日時点)。

FX会社交付の方法(約款・公式FAQ)
DMM FX約款で年間損益報告書を電子交付の対象とし、紙での交付は法令の変更などで同社が必要と判断した場合に限ると定めている
松井証券FXの年間取引報告書は発行せず、期間損益照会の画面で確認(「出力」で印刷も可能)
GMOクリック証券約款で、年間損益報告書などを電磁的方法で受け取ることへの承諾を口座開設の要件としている

紙で手元に残したい場合は、DMM FXはPDFを出力、松井証券は画面の「出力」から印刷、GMOクリック証券は電子書類を表示して保存・印刷する形になります。

SBI FXトレードやみんなのFXの年間の報告書はどこで見られる?

どちらも名称は「年間損益報告書」です(2026年10月14日時点・各社公式サイトより)。

FX会社公式の案内
SBI FXトレード2025年分は2026年1月15日(木)に発行。マイページの「帳票」で本人確認後、サービスと種別「年次」を選んで検索し、「表示」でPDFを確認。スマホアプリ内では確認できない。電子交付のため郵送はしていない
みんなのFX前年分は翌年の1月中旬以降から閲覧できる。確定申告の際に添付する必要はない

出典:2026年の確定申告について(SBI FXトレード)/税金・確定申告について(みんなのFX)

FXの年間の報告書はマイナポータル連携で自動入力できる?

国税庁の「マイナポータルと連携した所得税確定申告手続」に載っている対象の書類には、株式の「特定口座年間取引報告書」はありますが、FX(先物取引に係る雑所得等)の報告書は含まれていません(2026年10月14日時点)。FXの損益は、報告書の金額を見ながら作成コーナーなどで入力します。

>>マイナポータルと連携した所得税確定申告手続(国税庁)

年間の利益が1,000万円だと税金はいくら?

FXの利益は、給与などと分けて一定の税率で課税する申告分離課税です(国税庁 No.1521・No.1522)。経費などを差し引いた所得が1,000万円の場合、当サイトの単純計算では所得税150万円・復興特別所得税31,500円・住民税50万円の合計2,031,500円(20.315%)です(令和8年分)。令和9年分以後は復興特別所得税1.1%と防衛特別所得税1%に変わりますが、合計額は同じです(No.1522)。ほかの先物取引の損益や繰り越した損失があれば、差し引いた後の金額で計算します。

【まとめ】FXの年間取引報告書で1年間の損益を確認しよう

当記事では、FXの年間取引報告書とは何か、見方、DMM FX・松井証券・GMOクリック証券での取得方法、取得できる時期、確定申告で使うときの注意点をご紹介しました。FXの年間の報告書は株式の特定口座年間取引報告書とは別の書類で、会社ごとに名前や確認する画面が違います。翌年1月になったら、取引しているすべての会社で年間の損益を確認しましょう。

FXは相場の変動によって損失が出る可能性がある取引です。報告書で自分の損益を振り返り、取引量やレバレッジが資金に合っているかを見直すきっかけにもしてみてください。口座選びから見直したい方は、FXおすすめアプリ・口座の比較も参考にしてみてください。

FX取引のリスクについて

FX(外国為替証拠金取引)は元本が保証される商品ではありません。為替相場や金利の変動により損失が生じる可能性があり、レバレッジをかけた取引では預けた証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。取引の際は各FX会社の契約締結前交付書面等をよくお読みいただき、ご自身の判断と責任で行ってください。本記事の情報は2026年10月14日時点のものです。

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この記事を書いた人

株式会社エウレカ編集部が運営するFX情報メディアの編集部です。

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